"Lady Sings the Blues" Billie Holiday with William Dufty
- 1956年に発行されたBillieの自叙伝としてセンセーションを巻き起こした有名な一冊。但し、間違いや誇張も多く、Duftyの受けを狙った脚色溢れる作品。
Billieはこの本に目を通していないともいわれている。後にBillieの友人だったカーメン・マクレーやアーニー・ロスはインタビューに「全くのデタラメ」「キワモノ」と答えている。
- 日本では1957年に「黒い肌」(清和書院)として発行、また1971年には「奇妙な果実・ビリー・ホリディ自伝」(晶文社)と改題し、再発行。
翻訳者は油井正一先生と大橋巨泉氏だった。
"Billie’s Blues" John Chilton
- 1975年英国のジャズ研究家John Chiltonによる伝記「Billie’s Blues」発行、1981年に「ビリー・ホリディ物語」(音楽之友社)として発行
"Born To Sing" A Discography of Billie Holiday / Jack Millar
- 1979年発行の本書は78rpm(SP)の詳細なディスコグラフィー。コレクターのバイブルとして必携。
"Wishing On The Moon" Donald Clarke
- 原書は1994年発行で、1998年に邦題「月に願いを」(青土社)として発行
"Billie Holiday" Stuart Nicholson
- 原書は1995年に英国人Stuart nicholsonにより発行、1997年「ビリー・ホリディ音楽と生涯」(日本テレビ)として発行。
なぜか翻訳本表紙のBillieは原書と違い微笑んでいる。
"Lady Day’s Diary" Ken Vail
- 1996年発行。1937年から没年1959年までの足跡をカレンダー仕立てにした作品。Ken Vailは同様の方法でCharlie Parkerの足跡も"Bird’s Diary"として発行している。
WKCR Billie Holiday Festival Handbook
- 2005年4月1-15日にかけてNYのFM局 WKCR が’Billie Holiday Festival’として300時間にわたってBillieの曲を放送した。その時のガイドブックでPhil Schaap, Ben Young, Matt Herman各氏による詳細なDiscographyや未公開写真が掲載されている。
(私とは見解が異なる部分もあるがPhil Schaap氏の偉業のひとつである)
"Billie Holiday A Biography" Meg Greene
- 2007年発行
Esquire’s Jazz Book 1944
ジャズ詩大全
村尾陸男著、中央アート出版社刊
全20巻+2巻+索引
最近一応本編は完結して、近々総索引の発行で完結する模様。
- ジャズを歌うプロの歌手もヴォーカル好きも必携の書。
丹念にネィティブに当たりながら膨大な英語の歌を丁寧に解説している。